造作家具の建具の調整方法
毎日の暮らしの中で生じる「住まいのちょっとした困りごと」。今回は、収納扉に取付けられている蝶番(丁番)の調整方法をご紹介します。
築年数が経つと、使用頻度の多い箇所は徐々に劣化していきます。
収納扉もそのひとつ。開け閉めを頻繁に繰り返すうちに、扉が傾いたりきちんと閉まらなくなったりすることがあります。そのままの状態で使用し続けると傷や破損の原因にもなります。
丁番のしくみは少し複雑ですが、正しい方法で調整すれば自分でも直せます。
もし自信がない場合は、無理せずフクヤ建設までご相談・お問合せください。
造作家具の調整方法は、Youtubeでもご紹介しています。ぜひご覧ください。
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必要なもの ・プラスドライバー 作業をする前に ・床を傷つけないよう、布やマットを敷き作業を行います。 ・作業中は、指を挟まないよう注意をしてください。 ・道具を扱ったり、扉に指を挟む危険がありますので、小さなお子様が周りにいないことを十分確認してから作業を行なってください。 ・大きな収納扉の場合は、2人で行うなど取り扱いにご注意ください。 ・途中で修理や調整に無理が生じた場合には、作業を中断しフクヤ建設アフターメンテナンス担当にご連絡ください。 ・修理や調整にともなう事故や破損につきましては、当社は一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。 ・ご紹介しているメンテナンス方法は、すべての商品を網羅しているわけではありません。詳しくは商品の取扱説明書をご覧いただくか、フクヤ建設アフターメンテナンス担当にご相談ください。
扉を開けると、丁番と呼ばれる銀色の金物が内側についています。この金物で扉の前後、左右を調整することができます。
蝶番・丁番:ちょうつがいとは?: 扉が開閉できるように取付ける金物のこと
ネジの役割と調整方法
※注意
①、②、③以外のネジには触れないでください。扉が外れ、けがをするおそれがあります。
調整後は必ず②③のネジを締め付けてください。 ②③のネジを緩めたままにすると、扉が外れて怪我をするおそれがあります。
①左右調整ネジ
ネジを回すと扉が連動して、左または右に動きます。
時計回り、反時計回り、どちらかに回せば、扉の左右を調整できます。左右調整ネジは、締め直す必要はありません。
②前後調整ネジ
扉の前後の位置を調整します。
ネジを反時計回りに回して緩め、扉を前方または後方に動かします。調整後、ネジを締め直します。
③上下調整ネジ
上下の扉の位置を調整します。
1.取付座金2つ穴タイプ
ネジを反時計回りに回して緩めたあと、扉を上または下に動かします。調整後、ネジを締め直します。
2.取付座金4つ穴タイプ
まず、本体側の受け座の丸穴(緑色)についているネジを取り外します。※2つ穴タイプはこの作業は発生しません。
次に、楕円の穴についているネジ(黄色)を緩めたあと、扉を上または下に動かします。この時、ネジが本体から抜けないよう、ネジの緩めすぎに気をつけてください。調整後、ネジを締め直します。
最後にに丸穴(緑色)のネジを締めて完了です。
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調整をされても改善しない場合は、フクヤ建設のアフターメンテナンス担当までご相談ください。
大切な住まいを長持ちさせるために、欠かせない日頃のメンテナンス。
こまめなお手入れをすることで、長くきれいな状態が保つことが可能です。
ご不明な点や、困っていることがございましたら、フクヤ建設のOBアフターメンテナンス担当までお気軽にご連絡ください。
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